2008.07.02 (Wed)

ゴメンナサイ

「江戸しぐさ」って知ってます?

江戸時代、すれ違いざまに足を踏まれたとするでしょ。
そしたら踏まれた方が先に「すみませんね」と謝るんです。
「踏まれるような所に足を置いてた私が悪かった」って。
それが「江戸しぐさ」。

粋ですよね〜。

踏んだ方は当然「しまった!」と思ってるんだけど
先に謝られると、ますます肩身がせまくなる。反省する。
次からは気をつけるようになるし、
自分もまた、違う場所で反対の立場に立った時
あの時のお返しにと、先に笑顔で謝る。

いつからでしょうね。
「先に謝った方が負け」みたいな風潮が出来上がっちゃったのは。

もちろん、国と国の外交というレベルになると
お人よしすぎるのもいけないでしょうし、
こんな人情話が通じないのは当然でしょうが。



これはワタシ自身にもいえることですが
「ごめんなさい」の気が足りなさすぎのように感じます。

「ありがとう」や「好きだよ」の効用よりも
まずは「ごめんなさい」の波動を出すのが先じゃないかしら。



最近やってて、とても良い感じなのが

◇ ご先祖様に「お墓参りに行けなくてごめんなさい」
  速攻で天に返してしまった我が子に「ごめんなさい」

◇ あまり好きじゃない人を思い浮かべて(ダレだよwww)
  あえて!「ごめんなさい」(笑)

◇ 直接口ではなかなか言えない両親を思い浮かべて
  「やんちゃなお転婆娘で、気苦労をかけてごめんなさい」



これ、本当に効果あるよ〜♪
いろんな面で、後々、出てきます。
特に ↑2番目www いや、マジでマジでwww
ほら。思うのはタダだしさ(笑)
騙されたと思って、ちょっとやってみw




でもね、一番ゴメンナサイしなきゃいけない人は誰か、分かります?




それは「自分自身」^^

こんなんじゃだめだ、ダラけてばかりでだめだ、
まだまだだ、もっともっとだ、私はだめだ・・・・ってね、

今の自分本当の自分を全然認めてあげられなくて「ごめんなさい」です。




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2008.05.27 (Tue)

あったかい小噺

   
   落語  『 芝浜 』



人は悪くねえが、大酒のみで怠け者の
魚屋の勝五郎。

金が入ると飲んで、片っ端から質入して、
仕事もろくにしねえ。

店の家賃もずっと滞っているありさま。

今年も師走で、年越しも近けえっていうのに、
相変わらず仕事も休み、大酒を食らって寝てばかり。

女房の方は
今まで我慢に我慢を重ねていたが、
さすがに真夜中に亭主をたたき起こして、
このままじゃ年も越せないから
魚河岸へ仕入れに行ってくれとせっついた。

勝五郎はぶつくさ言って嫌がるが、
しぶしぶ天秤棒を担ぎ、
追い出されるように出かけた。

外に出てみると、
まだ夜も明けていない。

カカアの野郎、時間を間違えて早く起こしやがった、
ふざけんな、ってことで
勝五郎、詮無く芝の浜に出て時間をつぶしすことにした。

海岸でぼんやりとたばこをふかし、
暗い沖合いを眺めているうち、
だんだん夜が明けてきた。

顔を洗おうと波打ち際に手を入れると、
何か触るものがある。

拾ってみるとボロボロの財布らしく、
指で中をさぐると確かに金。

かぞえてみると全部で四十二両。

こうなると、商売どころじゃーねえ。

当分は遊んで暮らせると、
家にとって返し、
あっけにとられる女房の尻をたたいて、
酒を買ってこさせ、
そのまま酔いつぶれて寝てしまった。

不意に女房が起こすので目を覚ますと、
年を越せないから仕入れに行ってくれと言う。

金は四十二両もあるじゃねえかとしかると、
どこにそんな金があるんだい、
おまえさん夢でも見てたんだよ、
と、いうじゃねえか。

聞いてみるとずっと寝ていて、
昼ごろ突然起きだし、大酒飲んで大騒ぎして
また酔いつぶれて寝てしまったという。

金を拾ったのは夢、
覚えのねえ大騒ぎは現実だというから、
さすがに勝五朗、自分が情けなくなった。

夢も現実もわからなくなちゃ終えだと、
今日から酒はきっぱりやめて仕事に精を出す
と、女房に誓った。

それから三年。
すっかり改心して商売に励んだ勝五郎。

得意先もつき、金もたまって、
今は小さいながら自分の店も構えた。



大晦日、片付けも全部済まして夫婦水入らずという時、
女房が見てもらいたいものがあると出したのは
紛れもない、あの時の四十二両。

実は勝五朗が寝た後
思い余って大家に相談に行くと、
拾った金など使えば後ろに手が回るから、
これは奉行所に届け、
夢だったの一点張りにしておけという。

そうして隠し通してきたが、拾った金は、
落とし主不明でとうにお下がりになっていた。

おまえさんが好きな酒もやめて
懸命に働くのを見るにつけ、
辛くて申し訳なくて、
陰で手を合わせていたと泣く女房。

「とんでもねえ。
おめえが夢にしてくれなかったら、
今ごろ、おれの首はなかったかもしれねえ。
手を合わせるのはこっちの方だ」

女房が、
もうおまえさんも大丈夫だからのんどくれ
と、酒を出す。

勝五郎は、そっと口に運んで、
「よそう。……また夢になるといけねえや」





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たーちゃんね、
実は・・・・・





高校時代、落研に所属してたんだぁ〜(*/ω\*)イヤン





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2008.04.08 (Tue)

教育とは 育むとは

昨日は小学校の入学式でした。

小さな身体に大きなランドセルを背負って
靴も学童帽も筆箱もピカピカで
お兄さんお姉さん達と通い始めるのは今日から。

日本のあちこちで、希望に満ちたキラキラ1年生の姿が見れるはずです♪





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ある新米の先生が5年生の担任として就任した時、
一人、服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。


先生は、中間記録に少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。


ある時、少年の1年生からの記録が目に止まった。


「朗らかで、友達好きで、誰にでも親切で、勉強も良くでき、将来が楽しみ」
とある。

 
先生は、これは何かの聞違いだ、他の生徒の記録に違いない、 
そう思った。


2年生になると
「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」
と書かれていた。

 
3年生では
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りをする」
そして後半の記録には
「母親が死亡。希望を失い悲しんでいる」
とあり、


4年生になると
「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力をふるう」
とあった。


先生の胸に痛みが走った。
ダメと決め付けていた子が突然、深い悲しみを生き抜いている生身の人間として、
自分の前に立ち現れてきたのだ。


先生にとって目を開かされた瞬間であった。


放課後、先生は少年に声をかけた。
「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?
分からないところは教えてあげるから」


少年は輝くような瞳と笑顔で「はい!」と応えた。


それから毎日、少年は教室の自分の机で予習・復習を熱心に続けた。
授業で少年が初めて手を上げた時、先生に大きな喜びが沸き起こった。


少年は自信を持ち始めたのだ。


クリスマスイブの午後だった。
少年が小さな包みを先生の胸に押し付けてきた。
後で開けてみると香水の瓶だった。
亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。


先生はその香水を身につけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。


雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、
気が付くと直ぐに飛んできて、
先生の胸に顔を埋めて叫んだ。


「ああ、お母さんの匂い!今日は素敵なクリスマスだ。」


6年生では、先生は少年の担任ではなくなった。
卒業の時、先生に少年から1枚のカードが届いた。


「先生は僕のお母さんのようです。
そして、今まで出会った中で1番素晴らしい先生でした。」


それから6年後、またカードが届いた。
「明日は高校の卒業式です。
僕は5年生で先生に担当してもらって、とても幸せでした。
お陰で奨学金をもらって医学部に進学することができました。」


10年を経て、またカードが届いた。


そこには、先生と出会えた事への感謝と
父親に叩かれた体験があるから
患者さんへの痛みが分かる医者になれたと記され、
こう締めくくられていた。


「僕は5年生のときの先生を思い出します。
あのままダメになってしまう僕を救って下さった先生を、神様のように感じました。
大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、
5年生の時に担任して下さった先生です。」


そして1年後
届いたカードは結婚式の招待状だった。
「母の席に座って下さい」
と一行添えられていた。


新任の先生は当時22歳、学校を卒業したばかり。
学問の教え方についての意気込みはあったものの、
人を育むという 
「本来、教諭が身につけていなければならない」ものを
少年によって再認識させられたそうだ。


少年の過去、生い立ちを知ったことで眼を開かされた先生。
先生の深い愛情で自分を取り戻した少年。





                   『小さな人生論3』 より抜粋




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このお話の主人公は鈴木秀子先生。
実在の先生。





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